ルートインBCリーグの栃木ゴールデンブレーブス(以下、栃木GB)は、4月を5勝2敗の地区2位で終え、5月に入っても好調をキープしている。3日に行われた福島レッドホープス(以下、福島RH)戦では3対1、翌4日に行われた茨城アストロプラネッツ(以下、茨城AP)を14対2で破ると、5日、今季初対戦となった首位・群馬ダイヤモンドペガサス(以下、群馬DP)戦も6対2で快勝し、ゴールデンウィークを全勝で締めくくった。
5日の群馬DP戦は初回から4番・鈴木智也の2点本塁打で先制すると、3回には相手のバッテリーミスと菅野秀斗の犠牲フライで2点を追加。その後も効果的に加点し、チーム防御率リーグトップの群馬DP投手陣を攻略した。
投げては先発の吉川光夫(元・日ハムなど)が7回を被安打3、2失点にまとめ、その後は竹本徹、堀越歩夢と繋ぐ盤石の継投で逃げ切った。
好調栃木GB打線はこの日も9安打を放ったが、うち7本が中堅から逆方向への当たりだった。特に初回に飛び出した桃次郎の二塁打や鈴木の本塁打、6回にダメ押し点となった小倉由靖の適時二塁打も左方向への打球(いずれも左打者)で、チーム内で、“広角に打ち返す”意識が根付いていることが伺える。
これでチーム総得点はBC-West(西地区)信濃の93点に次ぐ2位(86点)となり、3位以下に大差をつける。チーム打率.337と23盗塁はいずれもリーグ首位で、機動力と破壊力を併せ持つ強力打線に仕上がりつつある印象だ。
今週末は9日に敵地の福島RH戦、11日には宇都宮清原球場で茨城AP戦が行われる。特に11日は『宇都宮市民デー/Mother's Day』と銘打って、さまざまな企画が予定されている。『宇都宮市民デー』では、宇都宮市に在住、在勤、在学の方を対象に、入場料が無料となるほか、『宇都宮餃子会』が球場に特別出店され、宇都宮の代名詞とも言える餃子を球場で楽しめるまたとない機会だ。『Mother's Day』としては、試合前に小倉由靖主将が全国のお母さんに向けて感謝のメッセージを伝えるコーナーが用意される。宇都宮市の新名物となった次世代路面電車『LRT』に乗って球場に出かけ、家族で餃子を食べながら野球観戦する週末もきっと良いものだろう。
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