開幕からカープ打線の中心を担い、ここまで打率3割を超え、3本塁打と好調をキープしているファビアン(5月9日現在)。早くもチームの中軸として活躍を見せる新外国人が語る、来日後、印象に残った“とあるカープ選手”の言葉とは。(全2回/第2回)

開幕一軍入りし、クリーンアップを任されているファビアン(写真は春季キャンプ)

◆早く日本の野球に慣れて、勝利に貢献したい

−カープに入団して、特に印象的だった選手は誰ですか?

「秋山(翔吾)さんですね。日本で練習がスタートしてから秋山さんからアドバイスをもらって、早く日本の投手に慣れてほしいと言われました。今はそれをしっかり勉強していますし、早く慣れないと日本で活躍できないですからね。もちろん他の選手ともすごく仲が良いですが、秋山さんのアドバイスは印象に残っています」

−2月からは初の春季キャンプに参加されました。日本のキャンプを過ごした印象はいかがでしたか。

「練習前、試合前の準備がみんな真面目で素晴らしいと思います。シーズン開幕が近づいてくるなかで、日々興奮しています。シーズンに入れば、他チームとの戦いも厳しいものになるので、もっと良い準備をしなければならないと思っています」

−ファビアン選手の活躍に期待しているカープファンにメッセージをお願いします。

「まずはチームが優勝できるように貢献したいです。それと日本の野球のリズムに慣れて、試合のなかでも一生懸命に頑張りたいです。試合で良い結果を出すためにも、良い準備をして頑張るだけです。個人的な目標は特に設定していませんが、シーズンを終えたときに良い数字ならうれしいですね。多くのファンのみなさんに球場に来て応援してほしいです。一緒に頑張りましょう」

■サンドロ・ファビアン
1998年3月6日生まれ、27歳/ドミニカ出身/外野手
右投右打/180cm・81kg/ハポン中高−ジャイアンツ−レンジャーズ−広島