今季のカープ打線において、印象的な活躍を見せるのがファビアン、モンテロ両外国人。ここでは、カープファンの記憶に残る外国人選手、記録を残した外国人選手たちに注目する。球場を沸かせた数々の名選手たちの活躍を振り返ってみよう。
海を渡りジャパニーズドリームを成就させた、カープの助っ人たちの記憶を数字で振り返ってみよう。
黎明期に平山智をはじめとする日系アメリカ人が来日し、幕を開けたカープの助っ人史。上のランキングにはズラリとレジェンド達が並ぶ。1975年に初のリーグ優勝を果たしたカープだが、ルーツ監督がホプキンス、シェーンの2人の助っ人を呼び寄せたのも要因の一つだ。
そして、1977年に2人と入れ替わる形で入団したのが、ギャレットとライトルだ。
ギャレットは破格のパワーの持ち主で2年目の1978年に40本塁打をマーク。今もラロッカと並び、広島の外国人選手としてはシーズン歴代1位の本塁打数を保持している。
ライトルはオールドファンが語り出すと止まらない「THE・レジェンド」。強肩強打で1979~1980年の2年連続日本一に貢献。1980年の日本シリーズでは3本塁打を放ち、日本シリーズMVPにも選出された。
1996年に入団したロペスも最強の一角だろう。2年連続打点王と勝負強いバッティングが光ったが、累計5年で打率.305も大したものだ。1999年に加入したディアスも入団当初は内野ユーティリティーという変わり種だったが、西武・カブレラの助言を受けた2001年に打撃開眼。32本塁打を記録した。
2004年に入団したラロッカの打撃は目を見張るものがあった。初年度から打率.328、40本塁打をマーク。その年のOPS1.1021(出塁率+長打率)は、21世紀のプロ野球の記録で8位に入る高数値だった。
また、2012年途中の緊急補強で入団したエルドレッドもレジェンドクラス。2014年には広島の外国人選手としてはランス以来、2人目の本塁打王のタイトルを獲得。真面目な性格でチームの精神的支柱でもあった。