サンフレッチェ広島レジーナは26日、2025/26シーズンの新体制発表会見を行った。川井光一強化部長、赤井秀一監督、新加入の伊藤めぐみが登壇。新シーズンへの決意を語った。

新体制発表記者会見に登壇した川井光一強化部長(左)、伊藤めぐみ(中央)、赤井秀一監督(右)

 会見に登壇した川井強化部長は今回の補強について「2024/25シーズンは失点数の少なさはリーグ2位だった一方で、得点数は優勝した日テレ・東京ヴェルディベレーザの半分。リーグ戦トップ3、優勝を目指していくためには得点力が明確な課題だった」とコメント。新監督に就任した赤井氏は、「レジーナは今後の女子サッカー界をけん引していくポテンシャルがある」と話し、「ここから、選手たちが主体的にどんどん発信していけるようなチームにしていきたい」と決意を語った。

 AC長野から完全移籍で加入した伊藤は、「オファーが届いたときは驚いたが、同時にうれしい気持ちになった。レジーナは攻守にアグレッシブで、組織として戦っているところが魅力。女子サッカーにも非常に力を入れていると感じて、加入を決断した」とレジーナへの印象を語った。MF・瀧澤千聖とは長野時代にともにプレー。「違うチームで同じユニホームを着て戦えることはうれしいです」と笑顔を見せる。

 川井強化部長はチームののびしろとして「これからは選手の主体性が必要になってくる」とし、「赤井監督は非常に勝ちにこだわる、主体性の大切さを伝えてくれる監督だと感じている」と期待を寄せた。愛媛FCレディースでの監督経験を持つ赤井氏に、変革を迎えるシーズンの指揮を託す。