6月28日にエディオンピースウイング広島で行われたJ1リーグ 第22節・サンフレッチェ広島ー名古屋グランパス戦は、マテウスカストロが2ゴールをあげた名古屋が勝点3を手にした。広島は試合終盤に新井直人が今季3点目のゴールをあげたが反撃は及ばず、リーグ戦では5月31日・川崎F戦以来の敗戦となった。

『超熱狂NIGHT FES 2025』として開催された広島ー名古屋戦

 試合は終始名古屋が広島を押し込む展開となった。前半21分には独走で持ち上がったマテウスカストロが広島DFを振り切り、GKと1対1になると危なげなく先制点。さらに40分にも再びマテウスカストロにゴールを奪われ、2点を追う展開となる。

 広島もたびたび名古屋ゴールに迫るが、19歳の名古屋GK・ピサノ アレックス幸冬堀尾(こうと・ほりお)のファインセーブもありゴールを割ることができず。しかし試合終盤89分、新井直人が放った強烈なミドルが、ピサノが伸ばした腕を超えゴールの右隅へ。土壇場で1点を返したものの、反撃はここまで。あと1点が遠く1-2で試合は終了した。

 スキッベ監督は、「試合前半のパフォーマンスに関しては、サンフレッチェの目指すサッカーとは真逆のサッカーになってしまった。本来であれば高い位置から奪い前に進むサッカーを目指したが、今日の試合に関してはバックパスが非常に多い試合になってしまった。ただ、後半は選手交代を含めアクティブなサッカーができたと思う。終盤にはもう少しで同点に追いつけるチャンスもあったが、残念ながらそうはならなかった。立ち上がり10分と終盤は良かったが、その部分だけが良くても拮抗したJリーグでは勝つことはできない」と今日の試合を振り返った。

 広島は次節、7月2日にアウェイで神戸と対戦する。