サンフレッチェ広島は、8月10日(日)にエディオンピースウイング広島で行われる清水戦を『PEACE MATCH 2025』として実施すると発表した。

サンフレッチェ広島のホームスタジアム・エディオンピースウイング広島

 サンフレッチェは、2018年から毎年、広島に原爆が投下された8月6日前後のホームゲームをピースマッチとして開催している。2024シーズンは8月1日にチェイス・アンリを擁するドイツの古豪・VfBシュトゥットガルトが来日し、クラブ史上初めて、海外クラブとの親善試合をピースマッチとして開催した。

 クラブは公式ホームページで久保雅義社長のコメントを発表。

「今年2025年は、被爆80年という特別な年です。広島に根ざすクラブとして、私たちは“平和”という価値を次世代に伝えていく責任があると考えています。スポーツは、国籍・言語・立場を超えて人々をつなぐ力を持っています。サッカーができる喜び、スポーツができる喜び、生活できる喜びをかみしめ、この当たり前の平和を永遠に続けていく為に、『One Ball. One World. スポーツができる平和に感謝』。この言葉を胸に原子爆弾による悲劇が二度と地球上で繰り返されることのないよう、私たちはサッカーを通じて、広島から核兵器の廃絶と世界恒久平和の実現を全世界に発信していきたいと強く思っています。『PEACE MATCH 2025』を通じて、スタジアムに集うすべての人が、平和について考えるきっかけとなることを願っています」