8月7日にボーイズリーグ夏の日本一を決める「エイジェックカップボーイズリーグ 第56回 日本少年野球選手権大会 」の決勝戦が大阪シティ信用金庫スタジアムで行われ、東海中央ボーイズが松戸中央ボーイズを7対1で破り、見事優勝を果たした。

エイジェックカップボーイズリーグ 第56回 日本少年野球選手権大会 」で優勝した、東海中央ボーイズ

 両チームとも初優勝を目指した決勝戦は、2回に7番・近藤駿麿が左越えの適時二塁打を放ち、東海中央ボーイズが先制。

 3回裏、無死一三塁のチャンスで、松戸中央ボーイズの2番落合樹生がスクイズを決めて同点に追いつく。

 しかし続く4回表、東海中央ボーイズは一死満塁から9番・河村真汰が押し出しの四球を選び勝ち越し、1番・狩野蓮義と2番・荻田凌我の連続適時打で4点を追加。7回にも1点を追加し7対1と試合を優位に進める。

 7回裏、松戸中央ボーイズは二死から一二塁のチャンスをつくるも、このピンチで登板した6番手・安藤奏士郎の前にあと一本が出なかった。

 東海中央ボーイズの竹脇賢二監督は、「大会を通して、選手全員がやるべきことを徹底することが出来ていました」「日本一を目指して厳しい練習を積んできましたが、選手全員が力を発揮してくれて、本当に成長したと思います。うれしいです。選手のみなさんありがとうございました」と、選手の成長や戦いぶりに大きな手ごたえを感じた様子だ。

 ボーイズリーガー賞(最優秀選手)には東海中央ボーイズの主砲・加藤壱球、優秀選手賞には松戸中央ボーイズを投打で牽引した常田幸泰が選出された。

 優勝した東海中央ボーイズは、中学硬式野球各団体の優勝チームが集う『3rd エイジェックカップ 中学硬式野球グランドチャンピオンシリーズ』への出場を決めた。昨年の2ndエイジェックカップでは宮城仙北ボーイズが決勝に進出したが、延長タイブレークの末に敗れた。今年の東海中央ボーイズも力がある選手が多く、連覇中のポニーリーグ勢に待ったをかける可能性は大いにありそうだ。