8月31日にヨドコウ桜スタジアムで行われた、明治安田J1リーグ・第28節 広島ーC大阪戦は前半にPKで先制されたものの、後半にFW・木下康介のゴールで同点に追いつき1-1のドローに終わった。リーグは残り9試合、首位を走る京都(9月1日時点)とは勝点4差となった。

同点ゴールをあげた木下(写真は7月5日撮影)

 試合は前半34分、C大阪がPKから先制に成功する。追いかける展開となった広島は、後半から長身FW・木下康介と、この試合で出場350試合を達成した佐々木翔を投入。68分には川辺駿がミドルシュートを打ち込みゴールネットを揺らすが、これはオフサイド。C大阪を相手に攻めあぐねた広島だったが、72分、新井直人のFKをキムジュソンが折り返し、胸トラップで受けた木下が左足で押し込み同点に追いつく。勢いに乗り追加点を奪いたい広島は、加藤陸次樹、ジェルマンらを投入し圧力をかけるがタイムアップ。アウェイで勝点1を分け合う結果となった。

 試合後のコメントでスキッベ監督は「相手の攻撃は素晴らしかった。お互いにチャンスがあるなかでポイントを分け合ったのは、正当な結果だと思う」と振り返った。

 広島は9月3日に、リーグYBCルヴァン杯・プライムラウンド準々決勝(第1戦、レモンガスS)で湘南と対戦する。