来日1年目以来の最優秀防御率のタイトルに王手をかけているジョンソン投手

カープが今季のペナントレース最終戦で、“勝てば順位&CS進出が確定”という大一番に臨む。確定の条件はシンプルだ。今夜の中日戦でカープが勝利すれば、4位・阪神の今後の結果にかかわらず3位が確定。敗れれば他力本願となり、阪神が残り3試合を全勝すれば4位に転落する。

鍵を握るチームは中日だ。カープは今夜の対戦相手であるため当然として、阪神も中日との対戦を2試合ほど残している。すでにCS進出の芽が絶たれた中日は、来季を見据えた“消化試合”に入る。カープ、阪神と違い絶対に勝たなければならない状況ではないだけに、阪神が残り3試合を全勝する可能性も十分だ。

加えて2位のDeNAもCSに向けての調整に入るだろう。諸々の状況を考えても、ここは今夜の中日戦できっちり勝利して自力でのCS進出を確定させたいところだ。

絶対に負けられない一戦を前にして、カープが先発マウンドを託すのはジョンソン。開幕直後こそ防御率7点台と出遅れたが、5月以降は1.73と抜群の安定感を誇っている。気づけばランキングでもトップの2.46(9月26日現在)をマーク。来日1年目の15年以来となる最優秀防御率のタイトルも見えてきた。

ここ一番で勝ち切れない試合が夏場以降は続いたが、最後の最後で“勝ち切るカープ”が見られることを期待したい。