◆大盛穂「育成出身選手として10年ぶりに安打を記録」
<初出場・7月24日、DeNA戦>
31試合/30打数11安打0本塁打/打点1/盗塁0/打率.367

 昨季オフに支配下登録を勝ち取った大盛穂が、日に日に存在感を増す活躍を見せている。ウエスタン・リーグで19試合に出場し打率.320、6盗塁の成績を残すと、その活躍が認められ7月24日に一軍に初昇格。
 即代打での出場機会を与えられ初打席は凡退したものの、2打席目では自慢の快足を飛ばし内野安打という大盛らしい形でプロ初安打を記録した。カープの育成出身選手でヒットを放ったのは、中谷翼以来10年ぶり。9月に入り初スタメン、初の猛打賞も記録するなど、プロ2年目にして結実の時を迎えている。

◆羽月隆太郎「お立ち台で即ファンの心を鷲掴み」
<初出場・8月7日、阪神戦>
9試合/20打数4安打0本塁打/打点4/盗塁0/打率.200

 高卒2年目、20歳の羽月隆太郎が8月7日に一軍初昇格を果たすと、菊池涼介に代わり2番セカンドで即スタメン出場を果たした。試合中は初出場とは思えないほどの落ち着きを見せ、まずは犠打で4番に座った松山竜平の適時打をアシスト。2回にはセーフティースクイズを決め、プロ初安打初打点を記録した。
 さらに5回には3塁打を放ち、2安打3打点の満点デビューで初のお立ち台もゲット。一夜にしてカープファンの心をつかんでみせた。8月30日には安部友裕との入れ替わりで登録を抹消。再度の一軍昇格を目指してウエスタン・リーグで奮闘を続けている。