2026年シーズン、開幕のマウンドを託されることになった床田寛樹。ここでは広島アスリートマガジンで掲載されたインタビューから、投手・床田寛樹のこれまでを振り返る。
今回は、2020年シーズン中のインタビューを紹介する。当時プロ4年目の床田はこの年、なかなか調子が上向かず、夏場には二軍での調整も経験した。苦しみながらも、左腕エースへの飛躍を目指す背番号28の声をお届けする。
(『広島アスリートマガジン2020年11月号』掲載記事を再編集)
◆2年連続開幕ローテ入りも、長引く不調に苦しむ日々
2010年、2年連続で開幕ローテーション入りを果たしてスタートしたプロ4年目の床田寛樹。左肘のトミー・ジョン手術から復活を目指した2009年シーズンは開幕ローテ入りを果たし、24試合に先発。7勝6敗、139.2回、防御率2.96という数字を残し、周囲に完全復活を印象付けた。
「(2009年は)ある程度一軍で投げさせてもらう中で、二桁も勝てませんでしたし、規定投球回にも到達できませんでした。ですので、今年は二桁と規定投球回を目標に入りました」
昨季一軍で一定の結果を残した自信を持ち、意気込んで臨んだ今季だが、キャンプ、そしてコロナ禍による約3カ月間の自粛期間と、思うように調子が上がらず苦しんだ。
それでも首脳陣の期待値は変わらず、床田は2年連続で開幕ローテーション入りを果たす。
シーズン初登板は開幕2戦目のDeNA戦(横浜スタジアム)。初回からランナーを背負いながらも序盤3回は無失点で乗り切ったが、中盤でつかまり5回6安打3失点で降板。季2度目の先発登板となった中日戦(ナゴヤドーム)では、2回5安打3失点とノックアウトされ、開幕前から抱えていた不安がそのまま結果となり出てしまっていた。7月18日のヤクルト戦(マツダ スタジアム)も5回もたず降板し黒星を喫すると、ここから自身3連敗。8月には、ついに二軍降格となる。

