今季、ここまで防御率0.00をマークしている遠藤淳志。4月18日のシーズン初登板から8試合連続無失点を続けており(5月11日時点)、リリーフとして登板機会を増やしている。今回は、プロ9年目を迎えた遠藤淳志の過去の独占インタビューを振り返る。2020年、先発として19試合に登板していた遠藤が、『一軍で投げ続けるなかで得たもの』とは。

(『広島アスリートマガジン』2020年8月号掲載記事を再編集)

今季はここまでリリーフとして登板を続けている遠藤

◆どのポジションでも『強い気持ち』が一番大切

─2020年シーズンは、開幕から先発ローテーションとして投げ続けています。ここまで自身の投球を振り返ってみて、自己評価はいかがですか?

「先発初登板から数試合投げてみて、まだまだ先発として未熟な部分だったり頭の中で考えてしまうことが多いので、それでテンパってしまうときがあったり、そういう登板もありました。なので、マウンド上で焦ってどうしようという考えが出てしまったところが自分の中で反省しなければならない部分だと感じています。昨シーズンは中継ぎとして投げていましたが、今シーズンから先発で投げさせてもらう中で調整の難しさだったり、長いイニングを投げなければいけないという責任感が出て、少しよそ行きな投球になってしまったり、動揺してしまう場面が出てきてしまっているように思います。まだまだこれから改善点がたくさんあると思っています」

─技術的な面でお伺いしたいのですが、2020年シーズンは春季キャンプ途中に、投球フォームを元に戻すという決断がありました。その後、感覚はいかがですか?

 「千賀(滉大)さん(現メッツ)との合同自主トレに参加させていただいた中で、千賀さんの投球フォームを参考にした上でキャンプに入りました。ですが、100%の力を出し切れる状態ではありませんでした。でも、教えていただいたことを取り入れながらワインドアップに戻して良い感覚をつかむことができています。個人的な感覚としては投球フォームを元に戻して新しいことも取り入れて、さらに昨シーズンのフォームよりも進化した元のフォームというか、良い形の投球フォームで今季はレベルアップできているように感じています。新しく取り組んだことに関しては、プラスになっていますし、意識だったり、自分になかったものが増えたので、結果的には良かったと思っています」

─開幕から先発ローテーションの一員として投げ続ける中で、改めて得たことがあれば聞かせてください。

 「ここまで先発として投げさせてもらう中で、やはり強い気持ちが一番大切なんだと感じています。昨シーズンは中継ぎとして堂々と投げることができていましたけど、先発で投げる中で打たれてしまったり、長いイニングを投げることができなかったときに、自分に自信が持てなかったことがありました。あと、対バッターではなく、自分との戦いになってしまっていると改めて感じています。だからこそ、強い気持ちを持って、プレーボールがかかって1球目から自信を持ってバッターに向かって投げられるようにしたいです。言い方を変えれば、先発として責任感が出てきたからこそ、そう思うようになったのかもしれませんね」

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