◆黄金期を築いたリリーフエース・江夏

 1979~80年のリーグ連覇・連続日本一の立役者になったのは、1978年に南海から金銭トレードでやってきた江夏豊だ。

 南海時代にストッパーに転向し、移籍前年には19セーブを挙げてパ・リーグの最多セーブに輝いていた江夏。広島でも1979年、1980年と最多セーブを獲得。1979年の日本シリーズでは「江夏の21球」として語り継がれる伝説の投球でチームを初の日本一に導いた。

 また、1979年にロッテからトレードで移籍してきた渡辺秀武も巨人、日拓で7度の二桁勝利を記録した大物。移籍時点で37歳の大ベテランだったが、アンダースローから繰り出す投球術を生かし、中継ぎでフル回転。3年連続で40試合以上を投げ、防御率2点台といぶし銀の活躍を見せた。

 渡辺とともにロッテからやってきた金田留広も最多勝2回、1974年にはロッテでMVPも獲得した実力者だった。広島では3年間で41登板、11勝6敗。移籍時点で32歳であり、成績はやや下降気味だったが、明るい性格でチームを盛り上げ、投手陣のよき兄貴分となった。