サンフレッチェ広島は9月15日、アバディーンFC(スコットランド1部)から期限付き移籍で加入したFWクシニ イェンギの加入会見を、エディオンピースウイング広島で行った。
イェンギは27歳のオーストラリア出身で、身長190センチ、93キロのストライカー。アデレード・ユナイテッドFC、ウェスタン・シドニー・ワンダラーズFC(ともにオーストラリア)などを経て、2025年からアバディーンFCに所属。2026年1月にはセレッソ大阪へ期限付き移籍したが、故障もあり出場は4試合にとどまっていた。
栗原圭介強化部長は獲得理由について、「センターフォワードで、前でターゲットになれる選手、ボックス内で違いをつくれる選手、そして守備でも貢献できる選手が欲しいという監督の要望と、私の考えが一致した」と説明。さらに「身長が高く、ヘディングも強い。攻撃の起点になれるだけでなく、スピードがあるので背後にも抜け出せる。今いる選手とはまた違うキャラクターで、違いを出してもらえる」と期待を寄せた。
会見では冒頭「コンニチハ、クシニイェンギ デス」と日本語で挨拶。「広島、そしてサンフレッチェ広島に来ることができて本当に幸せです」と笑顔を見せた。
広島からオファーを受けた際には、「そんなに時間はかかりませんでした」と即決だったことを明かした。
「日本の文化も好きですし、妻もこの国のことが大好きです。また、クラブやコーチングスタッフと話す中で、タイトル獲得という大きな目標を持っていることを聞きました。このクラブならそれを実現できると思いましたし、クラブに大きな野心があることが、一番大きな決め手でした」
実弟のテテ・イェンギはFC町田ゼルビアに所属しており、プロでは初となる兄弟対決にも期待が高まる。「アマチュア時代しか戦ったことのない弟との対戦」は、新たな楽しみの一つとなりそうだ。
ファン・サポーターへは、「サンフレッチェでの目標は、タイトルを取ること。自分自身はたくさんゴールを決めて、素晴らしいファンのみなさんと一緒に喜びたい」と力強く宣言。さらに自身の愛称を「KAS(キャス)」と紹介し、「シーズンを通して一緒にたくさんの特別な瞬間を過ごせたら」と呼びかけた。
イェンギは11日からチーム練習に合流しており、早ければ19日のアビスパ福岡戦でベンチ入りする可能性もある。190センチの高さとスピード、そしてゴール前での存在感を武器に、背番号『9』がチームにどんな変化をもたらすのか。タイトル獲得を目指すサンフレッチェ広島に、新たなストライカーが加わった。



