2019年12月9日、広島市内のホテルで2020年度の新入団選手発表記者会見が行われ、期待の若鯉9人がプロ野球選手としての第一歩を踏み出した。同席した佐々岡真司監督は「完璧なドラフトで欲しい選手が全員取れた」と、V奪還に向けての手応えを吐露。大勢のファンクラブ会員を前にしながら、新入団選手たちも物怖じすることなく将来に向けての決意を口にした。

──現在の気持ちから聞かせてもらえますか。
「やっとカープの一員になれたという実感が湧いてきました」


──1番の持ち味は、どのあたりになりますか。
「角度のある真っ直ぐと、キレのあるスライダーを得意にしています。あとフォークも見てほしいです」


──霞ヶ浦高は独特な練習法でも有名ですが、高校時代でどこが一番成長しましたか？
「精神的に強くなれたと思っています。（具体的には）試合でもピンチになった時や追い込まれた時に多少抑えられるようになったり、そういうところです」


──目標とする投手は誰になりますか？
「（高校の）先輩の遠藤（淳志）さんです。どんな舞台でも淡々と投げる姿が尊敬できます。（自分は）真っ直ぐもまだまだなので、周りの選手から（良いところを）取り入れていけたらいいなと思っています」