来季のドラフトでは鈴木誠也選手に続く右の長距離砲の指名はあるか!?

◆個人的には右バッターの野手も指名してほしかったなって

 もちろん1位の選手も気になりますけど、個人的には下位指名の選手にも惹かれますね。オレもむかし野球をやっていたので分かりますけど、プロ野球チームに入るだけでもすごいことだと思いますから。

 ただ、ドラフトの順位は選手にとっては気になるものだと思うし、ある意味で入った時点でランク付けされているわけですからね。ドラフトに指名された時点で、ほかの選手との競争がスタートしているんでしょうね。

 プロレス的な表現だと“反骨心”というか、下の選手が上の選手に立ち向かっていく姿は、お客様からも応援されやすいですよね。プロ野球でもドラフト下位指名の選手がいきなり出て来て活躍でもしたら、痛快というか見ていて気持ちがいいです。1位の選手が期待されるのは当然ですけど、たとえ上位指名ではなくても、それぞれの指名選手がどう成長していくかも見守っていきたいですね。

 今年のドラフトは育成を含めて7選手を指名して、5人が投手でした。佐々岡真司監督の意向もあったのかどうかは分かりませんが、やはり今シーズンを見ていても投手陣に課題があるというのは各方面で言われていたことなので、最優先の補強ポイントだったことは理解できます。

 でも個人的には、右バッターの野手も指名してほしかったなって。左バッターでは林晃汰選手や育成の木下元秀選手など、将来クリーンアップを担えそうな選手がいます。右バッターでも正隨優弥選手など楽しみな選手がいますが、長打の魅力がある右の大砲が多くいると心強いですからね。それこそ、いまの鈴木誠也選手みたいな、球界を代表する選手をまた育ててほしいし、来年以降のドラフトでは、そのあたりも注目して見ていきたいと思います。