12月15日に2020年新入団会見が終わり、新たに7選手がカープのユニホームに袖を通した。この企画では、改めて現役カープ選手が過去に新入団会見で語った言葉を振り返る。

 今回は2013年ドラフトで指名された、1位・大瀬良大地と3位・田中広輔をピックアップ。

 野村謙二郎監督の下、初のクライマックス・シリーズ進出を果たし若手選手が台頭する中で、即戦力候補として期待されていた両選手。今や投打に欠かせぬ主力へと成長し、3連覇にも大きく貢献した2選手が、入団当時に語っていた目標とは?

かつては津田恒実も背負った“背番号14”を1年目から背負った大瀬良大地投手。

◆まさに“有言実行”。3球団競合右腕が掲げた言葉〈大瀬良大地〉

「(カープの)ユニホームを見て、いよいよだなという感じです。『14』という重たい背番号を任されたので、それに見合う活躍ができるように頑張ります。

 1年目の目標は新人王です。15、16勝とかを目指して背番号と同じ14勝くらいできればチームに貢献できると思うし、新人王にもつながると思いますし、それに向けてコツコツと精進していきます。

 いずれは日本を代表する投手になりたいと思っていますし、小さな子供たちに夢を与えられる投手になりたいです。まずは1年目から二桁勝てるような活躍をして、カープの柱となって、カープを背負って投げられる投手になりたいです」

◆レギュラー奪取を宣言! 持ち味の堅実な守備をアピール〈田中広輔〉

「やっとこの場に立てたなという感じです。今思えばあっという間でしたが、ずっとここに立つためにやってきました。自分の持ち味である守備を生かして、しっかりゲームの流れを読みながら、プレーできる選手になりたいです。

 梵さんという素晴らしいショートがいますが、僕もずっとショートでやってきているので、早く追いついて、追い越すくらい、奪うような気持ちでやっていきたいと思います。

 いずれは球界を代表するような内野手になることと、野村監督のように3割30本30盗塁を目指します」

1年目から一軍に帯同し、112試合に出場した田中広輔選手。