◆「これからの人生に活かせる」坂本 典優(尾道・投手)

 今日の試合は、“目の前のことを大事に”と思いながら挑みました。今は悔しい気持ちと、楽しかった気持ちの両方です。やはり先制点を取られると相手に流れがいってしまいますし、なんとしても抑えたかったのですが、自分の実力不足でチームにも迷惑をかけてしまいました。ただ、決勝戦の雰囲気の中で投げられたということは、これからの人生に活かしていけると思います。自分たちの代でももちろん甲子園に行きたかったですが、あとは後輩に任せて頑張ってもらいたいと思います。両親へは、2年間半ありがとうということと、そして、これからもよろしくお願いしますと伝えたいです。

◆「手はよく頑張ってくれた」北須賀 俊彰(尾道・監督)

 今日は初戦と変わらずいつも通りで挑みました。選手たちはよく頑張ってくれました。悔しいという気持ちもありますし、まだまだ勉強しないといけないなと感じましたね。今大会で、よく投げてくれた坂本には感謝しかないです。蘇璟も期待以上の活躍をしてくれました。ずっと見てきていましたが、盈進は打撃と走力とバランスの取れた良いチームでした。選手のみんなには、初戦からずっとキツい試合が続きましたが、「よく粘り強く頑張ったね」と伝えたいです。チームとしての一番の課題であった“我慢”が今大会を通じてよくできたのではないかと思います。