◆初優勝を呼び寄せたガッツマン
ベテランの力もチームになくてはならない。1968年、36歳になる年に阪神から無償で移籍してきた山内一弘は、オリオンズで首位打者1回、本塁打王2回、打点王4回の実績を誇る打撃職人だった。
阪神時代はやや成績が垂れ気味だったが、広島に移籍すると、134試合に出場し、打率.313、21本塁打、69打点をマーク。2年目からは故障がちになったが、ベテランになっても練習に励む姿はチームの若手の心を動かした。
1975年、リーグ初優勝を果たすカープの原動力になったのは、同年日本ハムからトレードでやってきた大下剛史だ。猪突猛進型のガッツマンとして名を馳せていた大下はジョー・ルーツ監督が何としても獲得したい選手だったという。
その大下の獲得は大当たり。移籍1年目からトップバッターに座り、117試合で打率.270、3本塁打、19打点、44盗塁で盗塁王を獲得。ちなみに20盗塁死もリーグ最多だったが、アグレッシブな根性をカープに注入した。
