若き4番打者として、年々すごみを増し続けている鈴木誠也。新井貴浩が引退、不動の3番打者・丸佳浩が巨人へと移籍し、カープ新打線の軸として、これまで以上に期待がかかる。新たに背番号1を背負って臨む、鈴木の今に迫った。

─ キャンプ前には、2年ぶりに内川聖一選手(ソフトバンク)らと自主トレを共にされていました。改めて吸収できたこと、収穫などはありましたか?

「今回一緒にトレーニングさせてもらうのは3度目になりますけど、特別変わりはありませんでした。ただ、あの場所でみんなで刺激し合いながら練習をするということに意義があると思っています。自主トレなので遊び感覚でワイワイやるのも良いんですけど、僕としてはあまりそういうことを望んでいません。そういう意味でも、あの場所は練習量もそうですし、厳しくトレーニングすることができるので、一番合っていると思っています」


─ 体もさらに大きくなったように感じます。トレーニングではどのようなことを意識しているのですか?

「まず自分の体がちゃんと整っていないと良いプレーができないと思っています。トレーニングを行う前に食事を変えないと体の中身自体も変わってこないですし、それが体にも出てこないので、摂るものをある程度気をつけています。そうやって食事にも気をつけた上でトレーニングをしっかりして、土台をつくった上で練習をやらないと技術もついてこないと思っています。シーズンオフは期間が短いので、トレーニングをやれる時間も少なくなってきます。なので、オフだけじゃなくて、シーズン中もしっかりやっていかなければいけないと思っています。特に昨年12月は、ほぼバットを振らないくらいでトレーニングに励んでいました」