─ 今年の春季キャンプはケガなく順調に過ごされていました。今回は、どのようなテーマで日々の練習に取り組んでいたのですか?

「とにかく振り込むというだけでしたね。キャンプ前半は別メニューではありましたけど、その中で自分がやれることはしっかりできましたし、キャンプでは自分の限界ギリギリまで振ろうと決めていました。そういう意味では毎日自分に負けずになんとかやれたのかなと思います」


─ 昨年までのキャンプとは、また違う感覚もあったのでしょうか?

「そうですね、『やらされる練習』というのも、もちろん大事なんですけど、長い時間やっていると、どうしても惰性になってしまうことがあったりします。自分でやっているときにも惰性になってしまいそうになることもあるんですけど、やっぱり『任せられている』というのもありますし『そこで手を抜く訳にはいかない』という気持ちがあります。そういう中で、一球一球より集中して惰性にならないように練習をやれたので、自分の中ではすごく意義のある練習だったと思います」


─ 昨年11月に右足首のボルトを抜く手術を行いました。右足の状態が心配されましたが、キャンプ中の状態はいかがでしたか?

「どうしても痛みに波があって、良いときもあれば悪いときもありました。その繰り返しですね。ケアもそうですけど、足首だけではなくて、いろんな部分から足首に痛みが来ているという可能性もあります。足首単体だけが悪いという訳でもないので、いろんなところを気をつけながら練習、トレーニングをやるようにしていました」



(広島アスリートマガジン2019年4月号から一部抜粋・続きは本誌にて掲載)


▼ 鈴木誠也(すずき せいや)
1994年8月18日生・東京都出身/181cm・96kg/右投右打/外野手/プロ7年目・24歳/二松学舎大付高-広島(12年ドラフト2位)
【昨季成績】124試合 打率.320 135安打 30本塁打 94打点