サンフレッチェ広島が再び中2日という強行日程で、鹿島アントラーズとのJ1第4節を迎える。

鹿島を破り、優位な状態を保ったまま来週17日の清水戦(Eスタ)に臨みたいサンフレッチェ。

 今回は3月7日の日産スタジアム(対横浜F・マリノス)、3月10日のエディオンスタジアム広島(対北海道コンサドーレ札幌)を経ての、再度のアウェーゲーム(カシマスタジアム)だ。鹿島も中2日となるが前節もホームゲーム、加えて3月6日のガンバ大阪戦が中止となっているだけにコンディション調整という面では優位な立場にある。

 開幕戦で清水エスパルスに敗れている鹿島だが、その後のカップ戦(サガン鳥栖)、リーグ第3節(湘南ベルマーレ)では共に3点を奪って快勝。昨年もクラブワースト記録となる開幕4連敗を喫しながら、最終的には5位でフィニッシュするという底力を持っているだけに、今節も厳しい戦いは避けられそうにない。

 前節で温存した青山敏弘を含め、サンフレッチェはほぼベストメンバーで臨むことが予想される。となれば、アウェーとはいえ最低でも勝ち点1を奪って広島に帰りたいところだ。

 直近の両チームの対戦成績はサンフレッチェの2勝2分1敗だが、通算では22勝8分34敗と大きく負け越している。攻撃的なシステムが功を奏すのか、それともエヴェラウドや上田綺世といったタレントに前掛かりとなった瞬間の隙を突かれるのか。勝ったとはいえ札幌戦でも決定機をつくられているだけに、今一度、守備の意識を高めた上で本日の一戦に臨みたい。