◆現選手会長もドラフト3位で獲得

 3位は社会人ナンバー1遊撃手の評価を受けていた田中広輔(JR東日本)を指名。丸佳浩(現巨人)がつけていた背番号63を背負い、1年目から一軍で110試合に出場した。翌2015年からショートのレギュラーに定着し、同学年の菊池涼介と鉄壁の二遊間を形成。故障もあり2019年に状態を落としたが、今季は再び1番ショートとして3連覇当時のような活躍が期待されている。

 4位に続き、5位でもカープは補強ポイントである投手を指名。2017年に頭角を現した中村祐太(関東一高)は、一時の不調を乗り越え昨季から再び持ち味を生かした投球を見せている。

 なお、この年は2005年に制定された育成選手制度の導入以降で、初めてカープが育成ドラフトに参加しない年となった。

【2013年 カープドラフト指名選手】
1位:大瀬良大地(九州共立大・投手)
2位:九里亜蓮(亜細亜大・投手)
3位:田中広輔(JR東日本・内野手)
4位:西原圭大(ニチダイ・投手)
5位:中村祐太(関東一高・投手)