菊池涼介が開幕からハイペースでヒットを量産している。開幕戦でいきなり猛打賞(5打数3安打)を記録すると、そこからバットに火が点き、現在は16試合連続で安打を継続中だ。

2016年には最多安打のタイトルも獲得している菊池涼介選手。

 4月14日現在で打数(69)、得点(14)、安打(28)、打率(.406)はリーグトップ。河田雄祐ヘッドコーチがキーマンの一人として挙げていた菊池の復調は、覇権奪還を目指すチームにとっては何よりの追い風だ。連続安打の記録が見えてきたこともあり、改めてこれまでの球団記録を振り返る。

 球団が持つ連続試合安打記録は髙橋慶彦氏が持つ33試合(1979年)で、この数字が日本記録であることも広く知られている。2位は2019年の5月1日から6月6日にかけて西川龍馬が記録した27試合。3位は1984年に山崎隆造氏がマークした26試合だ。

 以下、4位が小早川毅彦氏(1984年)の23試合。5位がルイス・ロペス氏(1997年)と菊池(2014年)の22試合。7位が菊池(2014年)とゲイル・ホプキンス氏(1976年)の21試合。9位が野村謙二郎氏(1994年)の20試合と続いている。

 菊池といえば25年ぶりのリーグ優勝を果たした2016年の最多安打(181安打)が記憶に新しいが、連続試合安打記録にも複数名を連ねる安打製造機でもある。上位打線の打率、出塁率がチームの得点を大きく左右するだけに、今後も菊池のバットから快音が響くことを望みたい。