5月1日、ノエビアスタジアム神戸でヴィッセル神戸VSサンフレッチェ広島戦(J1リーグ第12節)が行われる。この試合は4月25日から5月11日にかけて東京、大阪、京都、兵庫の4都府県に緊急事態宣言が発令されたことを受け、無観客での開催となる。

横浜F・マリノス戦(第2節)以来となる得点に期待がかかるジュニオール・サントス選手。

 直近のリーグ戦4試合は1分3敗と勝利から見放されているサンフレッチェにとって、この試合は大きな分岐点となる。開幕から8試合を無敗で乗り切ったが、湘南ベルマーレ戦で敗れてから、なかなか歯車が噛み合わない。

 今季から攻撃重視の戦術を採用するなか、湘南戦を含めた以降の4試合で奪った得点は、わずかに2。直近のリーグ戦5試合で失点2と安定感を見せる神戸の守備を、いかに崩せるかがポイントとなる。

 両チームの相性だけで言えば、過去5試合で4勝1分と圧倒的にサンフレッチェが有利。とはいえ、ゴール前での精度を欠くようなら、厳しい戦いとなることは確実だ。

 サンフレッチェは4月28日の清水エスパルス戦(ルヴァン杯グループステージ)で、横浜FC戦以来となる勝利を収めた。この試合をキッカケに、再び上昇気流に乗った状態で神戸に乗り込みたい。