サンフレッチェ広島の不動のボランチとして、いまやチームに欠かせない存在となった川辺駿。ここでは唯一無二の存在として輝きを放つ司令塔の素顔に迫る。

風間八宏氏、森﨑和幸氏から背番号8を継承した川辺駿選手。

―昨年はゴルフや『どうぶつの森』でしたが、コロナ禍で新しい趣味は増えましたか?

「本当は外食とかしたいんですけどコロナで外に出られない状況が続いているので、最近は料理をつくったりしますね。それが趣味と呼べるのかどうかは分かりませんけど(苦笑)。やってみると意外と苦ではなかったです。レパートリーは……そんな凝ったものはつくらないので、正直レパートリーと呼べるようなものはないです。どちらかというと冷蔵庫にあるものを上手く使って、レシピを調べながらつくるというタイプです。得意料理も別にないですけど(苦笑)、あえて言うならスープが好きなので、よくつくっています。簡単なので、今後はスープのレパートリーをたくさんつくりたいですね」

―横浜FCの中村俊輔選手と「またプレーしたい」とのことでしたが、早くも実現しました。

「磐田時代に一緒に練習をしていましたし、チームメートとして試合に出て戦ったりもしましたけど、この前の横浜FC戦で久しぶりに同じピッチに立ちました。自分の空間や間合いがある選手なので、改めて感じたのはボールを奪いにいけない選手だということですね。やっぱり上手いですし、特別な選手でした。チャンスもつくれますし、フリーキックとかセットプレーで違いを見せられる選手です。危険な位置でファールを取られないように注意しないといけないので、ピッチ上にいるだけで怖い選手ですね」