5月16日から31日まで広島県でも緊急事態宣言が発令される。昨季は4月16日に緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大され、翌17日にNPBがセ・パ交流戦と5月中の公式戦開幕を断念。2部制で練習を行なっていたカープも、規模を縮小して2班が1日おきに練習する1勤1休体制に移行した。

昨年は無観客の状態からペナントレースがスタートした。

 19日以降はさらに警戒を強め、3勤1休から1勤1休に変更。野手と投手の接触を避け、4班体制に細分化するなど感染防止に努めた。しかし、5月4日には緊急事態宣言の延長が決定。11日にオールスター・ゲームの中止と、今年3月に開催予定だった第5回WBCが2023年に延期されることも発表された。

 5月15日になって、ようやく広島県の緊急事態宣言が解除となると、5月25日の12球団代表者会議でセ・パ両リーグの開幕日が「6月19日」と決定。120試合制ながら、無事にシーズンを完遂した。

 ところが昨年の広島県の解除からわずか1日の誤差で、再び緊急事態宣言の発令が決定。プロ野球界、そしてカープにどのような影響を及ぼすのか、推移を注視したい。