◆木製バットへの戸惑い

─ 高校時代から注目されてきた打撃についてお伺いしたいのですが、プロでは金属バットから木製バットに変わります。バットの対応という面ではいかがですか?

「実戦に入って良い当たりも増えてきましたし、本塁打も打つことができました。少しずつですが、良い感触で対応できるようになっていると思います。一番違いを感じるのは、金属ならバットの芯から外れていてもヒットになっていましたが、木製は少しでも芯から外れるとバットが折れてしまったり、弱い当たりになってしまうことです。そのあたりの対応には戸惑いがありました」

─ 木製バットでの打撃に対応するにあたり、打撃フォームやスイングを変化させた部分はあるでしょうか?

「特には変えていません。昨年夏の甲子園であれだけ結果を出すことができた打撃フォームだったので、なかなか自分の中で崩したくないという思いがあります。なので、今は現状のフォームで通して、結果が出ず、しっくりこなければ変化させようと思っています。シーズン中にも変えたいと思うことがあれば、コーチの方に教えてもらいながら、良い打撃フォームを見つけていきたいと思っています」(続く)