─開幕すれば佐々岡真司新監督の下、V奪回を目指すシーズンになります。田中選手が考える優勝するために必要なことは、どんなことだと考えていますか?

 「やはり若い選手が多いチームですので、どうしても脆い部分というのはあると思います。最初は何をやってもうまくいくことはありませんので、そういう時こそ諦めるのではなく、積み重ねが大事になってくると思っています。そういったことを1年間言い続けながらプレーしていきたいと思っています」

─田中選手個人としては、悔しい思いをした昨シーズンからの巻き返し、そして再びリードオフマンとしての活躍が期待されていますが、個人的な目標を聞かせてください。

 「まずはシーズンを通してケガなく、自分の仕事を全うしたいと思っています。僕は手術明けなので、自分の体としっかり向き合っていかなければならないシーズンですので、それが第一ですね。数字的な目標は特に設定はしていません。もちろん『もう一度フルイニング出場をしたい』という思いを少しは持っていましたけど、これまでもそれをメインに考えながらプレーをしていた訳ではありません。レギュラーとして試合に出続けるのが当たり前だと思ってやってきましたし、そうできるようにしたいです」