◆カープにオススメのドラフト候補選手

◎小園健太 ( 市立和歌山高 )・投手

 

 昨夏から秋にかけ強豪・智弁和歌山高を4タテできたのは、小園の投球に毎回新しいスパイスが加わったから。幅広い投球バリエーションを持つ魅力的な存在と言える。

◎正木智也(慶應大)・外野手

 

 昨年のドラフトで獲得できなかった右の大砲候補をぜひおすすめしたい。サッと振り抜いたような打球でも余裕で外野スタンドに。打席のムードにも気品が漂う。

◎佐藤隼輔(筑波大)・投手

 

 左腕の先発候補が手薄なカープ投手陣に最適な存在と言える。145キロ前後の球速帯に加えて、スライダー、カーブ、スプリットを操り、変化球の制球も光る。

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解説●安倍昌彦 あべまさひこ/スポーツジャーナリスト
1955年4月24日、宮城県仙台市生まれ。早稲田大高等学院、早稲田大学野球部にて捕手を務めた。卒業後会社勤務ののち、野球雑誌『野球太郎』の立ち上げに参加。ドラフト候補選手たちの投球を実際にブルペンで受けた上で選手たちの状況を語る“流しのブルペンキャッチャー”としての活動は現在も継続中。各種webマガジンでドラフト候補選手たちにまつわる連載を担当している。