「サンクスセレモニー」でファン・サポーターに感謝の思いを届ける佐藤寿人氏。

 サンフレッチェ広島に12年間在籍し、3度の優勝に貢献した佐藤寿人氏の「サンクスセレモニー」が、5月28日の名古屋戦(エディオンスタジアム広島)終了後に行われた。

 野津田岳人がゴールを決め1対0で勝利した試合後、佐藤寿人氏がピッチに登場すると、ファン・サポーターにメッセージを送った。

「サンフレッチェ広島でプレーできたこと、そして、3度の優勝を皆さんと一緒に勝ち取れたことは、自分自身のキャリアにとっても、非常に感慨深いものでした。また、2007年・J2降格時の、皆さんの支えがあったからこそ、輝かしい結果につながったと思っています。今は、サンフレッチェ広島を離れていますが、学んだことを活かし、また皆さんと一緒に次なる“星”を勝ち取れるように進んでいきたいと思います。名古屋に移籍する時、『行ってきます』の言葉を使いましたが、まだ『ただいま』の言葉は使いません。クラブの一員になった時、その言葉を使いたいと思います」(一部抜粋)

 スピーチが終わると、支えてくれた家族、現役時代に一緒にプレーした森﨑和幸、森﨑浩司、青山敏弘から花束を受け取り、目に涙を浮かべる場面も。最後はサンフレッチェ広島のユニホームを身に纏い、場内を一周。スタジアムに集まったファン・サポーターに感謝の思いを届けた。