新型コロナウイルスの猛威が止まらない−−というのは先月のこのコラムの書き出しだが、今月もまだ止まっていない。公式戦の再開に関しては相変わらず暗中模索の霧の中である。このプロスポーツ界未曽有の危機について引き続き考察を進めていくのも大事だが、正直言ってコロナ疲れで……。そんな折、本誌編集長から今月号の吉田安孝さんのページは『サンフレ歴代ベスト11企画』をやるという情報が入った。ふーむ、と思って自分なりに考えてみたらいろんな名前が浮かんできて止まらなくなった。これは『俺ブレ』版もつくるしかないな−−ということでさっそく私も乗っかることにした。忖度ナシの超個人的セレクション、どうかご容赦くださいませ!

 まずGKは……やっぱ西川周作(現・浦和)選手かな。困り顔のシモさん(下田崇)も、そのシモさんと正守護神争いを繰り広げた後、広島にカムバックしてきた林卓人選手もイイけど、西川選手のスマイルは今も脳裏に焼き付いて離れない。あんなピカーッと笑える人、他にいる? 最後尾にあんなニコニコした人がいる安心感ってどうなのよ? 足元の技術もありますが、あの笑顔自体がスーパーセーブ。あ、深い意味はありません。

 DFは中央がイリアン・ストヤノフ選手であることはまず決まり。だって誰より怖そうだから。あの雄々しい禿っぷり。ピンポイントのロングフィード。サンフレにおけるドゥンガ枠というかやはりチームに1人は闘将が必要ですよ(他の候補は田中マルクス闘莉王選手、李漢宰選手あたり)。徳山駅前のブルガリア料理店『レストラン・オーセム』もぜひ行ってみたい! その左右を固めるのは森脇良太選手(現・京都)と塩谷司選手(現アル・アイン)。森脇選手はロスタイムに何かを起こす“ミラクル男”として、塩谷選手はJ2から日本代表、UAEまで登り詰めた“雑草の星”として。シオの弾丸FK、また見たいな〜。