7月10日、アイドルグループのSTU48による「STU48 5周年コンサート」が広島グリーンアリーナで開催された。

 当初5月に開催を予定していた5周年コンサートは、メンバーのコロナ感染というアクシデントもあり、延期を余儀なくされていた。

 その約2カ月後、コンサートの延期という危機を乗り越え“結成当時からメンバーの念願”であった広島グリーンアリーナで、結成5周年コンサートを迎えた。

7月10日に広島グリーンアリーナで「STU48 5周年コンサート」が行われた

 コンサート当日、会場周辺は開始前から多くのSTU48ファンが集結。広島での開催ということもあり、広島東洋カープや、サンフレッチェ広島のユニホームを着たファンも数多く見受けられ、音楽とスポーツが融合された空間が広がっていた。

 またコロナ感染防止対策として、着席観覧、声出しの禁止が徹底された。コンサートに駆けつけたファンたちも、ペンライトや拍手で各々がルールを守り、彼女たちのパフォーマンスを楽しんでいた。 

 リーダー・今村美月の「『STU48 5周年コンサート』ついに始まりました!みなさん盛り上がっていますか?今夜は熱い夜にしましょう!」 の言葉とともにコンサートはスタート。1曲目の「出航」から華麗なダンスパフォーマンスを披露し、広島グリーンアリーナは一瞬でSTU48の世界へと様変わりした。

華麗なダンスを披露するSTU48のメンバーたち

 コンサート中、瀧野由美子は「私たちのずっと目指していた場所についに立てて本当にうれしいです。5年間の感情が込み上げてきて、あんまり考えちゃうと感極まっちゃうので色々考えないで楽しもうと思います。会場が大きいのに、みなさんとの距離が遠く感じないくらいの距離感なので最後までいっぱい応援してください!」と、初の広島グリーンアリーナでのコンサートについて、熱い思いをファンに向けてコメントする場面もあった。

 また4月に発売され、YouTube動画再生回数も100万回を突破した、石田千穂、瀧野由美子、中村舞のトライアングルセンターで話題の最新シングル『花は誰のもの?』は終盤に披露された。

 「“表現”には表情や歌い方などいろいろな方法がありますが、ダンスが一番パッと伝わりやすいと思うので、曲や歌詞の意味をよく理解してダンスの表現を考えるようにしています」と以前のインタビューで石田千穂が語っていた通り、まさに歌詞・映像がリンクする演出と、激しいダンスパフォーマンスでファンを魅了した。

 アンコールでは、球場アナウンスを連想させるようにメンバーがコールされ、全員がカープとSTU48のコラボユニホーム姿で元気に登場すると、さらに会場のボルテージは上がっていった。

アンコールは、STU48とカープのコラボグッズユニホームで登場し会場を沸かせた

 「アイドルのダンスは体全身で伝えるという面が大きいと思うので、それをすごく意識しているのと、あと体力が大事だなと思います」

 ダンスについて中村舞が以前そう語っていたように、メンバーたちは2時間45分にも及ぶコンサートを、アスリート顔負けのダンスパフォーマンスで全30曲を見事に歌い上げた。

会場に詰めかけたファンは、声は出せないものの、拍手やペンライトでSTU48の5周年を祝福した

 コンサート最後にキャプテンの今村は、「STU48は2022年3月31日に結成5周年を迎えました!こうして活動ができているのも、いつも応援してくださっているみなさんのおかげです。本当にありがとうございます。 私たちの活動を通して、日々の支えだったり頑張れるきっかけを与えられる、みなさんの背中を優しく押す追い風のような存在になれたらうれしいです。メンバー1人ひとりがグループにとって大切な存在であることと同じように、メンバーにとって応援してくださるみなさんは、1人ひとりとても大事な存在です。6年目に突入したSTU48は今まで以上にみなさんと前に進んでいくグループになれたらなと思います」と感謝の思いと、次なるステージへの意気込みを語った。

 STU48のメンバーたちは、活動拠点の1つである広島で5年前に思い描いていた夢を叶えた。

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【掲載のお知らせ】
2022年7月25日発売「広島アスリートマガジン8月号」にて「STU48 5周年コンサート」レポートを掲載!

【STU48 リリース情報】
2022年4月13日発売
8thシングル『花は誰のもの?』

 

【STU48の最新情報はこちら

【STU48の全力アスリート応援①】
 「カープは生活の一部です!」甲斐心愛が語る全力カープ愛
  

【STU48の全力アスリート応援②】
 最新シングルの“トライアングルセンター” 石田千穂、瀧野由美子、中村舞が語る、ダンスとスポーツ。