カープOBであり、現在はクリケット日本代表選手として活躍する木村昇吾氏が、今季のカープの戦いぶりを独自の視点で分析。今回は、プロ野球選手のケガについて、選手時代のエピソードを含めながら語ってもらった。

 

◆プロになりケガをしないことがどれだけ大変かを痛感

皆さんこんにちは!
連日の猛暑で、昔はこんなに暑くなかったんちゃうかな?って言う話をいつの間にかしてる昇吾です!

オールスターブレイクを挟み、ペナントレース後半戦がスタート!

オールスター前の好調とは違った戦績になっていますが、
人の集団ですので大小の波は必ず有り、
この波に乗れる時にはしっかり乗って、
下向きの波はなるべく小さくしたい所!

なのですが…
前半戦のチームを支えて来た先発投手陣の一角の床田投手がケガで離脱…

チームにも本人にも痛い離脱になってしまいました。

もちろん床田選手もケガをするつもりなんて1ミリも無かったでしょうし、
ましてやバッティングから走り出そうとしての怪我…

投球で肩や肘を痛めた訳ではない事が唯一の救いでは有りますが、
下半身の怪我で投球のバランスを崩してしまわない事を願うばかりです!

今回はこのケガにまつわるお話を!

先ず、皆さんはプロ野球選手がケガをする事についてどの様な印象を持っていますか?

僕は少年時代、自分より遥かに強く大きな身体のプロ野球選手がケガをする事自体なんで?と疑問に思っていました!

だって、どれだけ練習しても寝て起きたら全回復してるのが子ども!
そんな子どもからしてみたら、スーパーマンの様なプロ野球選手がケガをするなんて有り得ないw

と、子どもながらにプロ野球選手の怪我を不思議に感じてたのですが、
プロ野球選手になり試合を重ねるうちに、
ケガしない事がどれだけ凄くて大事な事かを知る事になります。

2月1日からキャンプがスタートし、
丸々1ヶ月間朝から晩まで身体をいじめて1年間戦える身体を作り、
3月に入る頃にはオープン戦に入って行き、
桜が咲く前にはペナントレース開幕!
そのペナントレースは月曜日以外は全て試合…
しかも3連戦が終わると次の土地へ移動してまた3連戦…