◆ユース同期の満田誠、大迫敬介の活躍を見てきた川村拓夢

 以前から、「サブで途中から試合に入った選手が試合を動かすことができれば、チームとしてももっと良くなる」とお話してきました。

 8月6日の試合は、まさにその理想通りの試合運びになりました。監督の采配がぴったりとはまった、最高の試合だったと言えるでしょう。

 広島出身でありユース出身でもある川村は、愛媛FCでの期限付き移籍を終えて今シーズンからサンフレッチェに復帰しましたが、序盤でケガをして長期の離脱を余儀なくされてしまいました。

 そうした苦労もある分、誰よりもサンフレッチェのユニホームを着て活躍することを意識していたでしょう。ユースの同期である満田誠や大迫敬介が試合に出て活躍しているところも目の当たりにしているわけですから、よりいっそう感極まるものがあったのではないでしょうか。

 試合後のインタビューでは涙も見せていましたが、彼の能力はまだまだこんなものではないと思っていますし、これからチームの中心として活躍してくれるだろうと、非常に期待の持てる選手です。