新井カープ誕生と共に、14年ぶりにユニホームのデザイン変更が発表された。10月にマツダスタジアムで行われた新ユニホーム発表会見には、九里亜蓮・森下暢仁・栗林良吏・坂倉将吾が登場。

 ここでは改めて、会見の様子と、新ユニホームデザインに込められた思いを紹介する。

発表会見には新井監督(前列中央)もサプライズ登場。背番号『25』もお披露目された。

◆リーグ3連覇の誇りを受け継ぐ斬新デザイン!

 カープのユニホーム変更は、マツダスタジアム元年となる2009年以来14年ぶりとなる。

 会見にはチームを代表して、今季投手キャプテンを務めた九里投手、2年連続30セーブを記録した栗林投手、今シーズン2桁勝利を飾った森下暢仁投手、チーム唯一のフル出場を果たした坂倉選手の4選手が登場した。会見終盤には新井貴浩新監督もサプライズ登場し、参加した選手、報道陣を驚かせた。

 新ユニホームに身を包んだ選手たちが口をそろえたのは、「軽い」「動きやすい」という点だ。ホーム用のユニホームシャツは『SLメッシュ』と呼ばれる素材が使用され、ミズノ製ユニホームシャツのラインナップでは、軽量であることが最大の特徴で、ストレッチ性に優れたメッシュ素材だ。またこのユニホームは2021年にサンフレッチェ広島とコラボした『サンフレッチェコラボユニホーム』等で選手が着用した実績もあり、動きやすさや機動性において選手から好評だったそうだ。

 一方、『赤×赤』をコンセプトとしたビジター用ユニホームは、これまで以上に赤が映えるデザインに。デサントが新開発した生地が採用されており、『軽量性、通気性、耐久性』を兼ね備えている。パンツには、『伸縮性、快適性、耐久性』があり、プロ野球選手の要求に応える中で生まれた『カラダに沿う』設計となっている。

 新井カープ誕生と共に生まれ変わったユニホーム。3連覇の誇りを継承した新たな戦闘服で4年ぶりの優勝を目指す。

 以下は、実際にユニホームを着用した選手たちのコメント。

「今までのビジターユニホームは、ロゴが白だったので、ロゴが赤になり、生地もピンクレッドということですごく新しい感じがします。新しいユニホームに変わり、すごく新鮮な気持ちですし、ユニホームが変わるにつれて、僕も新しい自分にレベルアップしてやっていければと思います」(九里)

「生地も軽くなって動きやすい生地になっているので、とてもやりやすそうです。ユニホームも、監督も変わって、チーム的にも、色々な変化が加わってきたらいいのかなと思います。チームとしても、高いところで、野球ができたらいいなと思います」(森下)

「ユニホームが変わることによって、自分の気持ちも高まりますし、今年は監督も変わるので、このユニホームと共に、広島東洋カープも強くなって、常に優勝争いができるチームになればいいなと思います。自分もそこにしっかり貢献できるように頑張りたいと思います」(栗林)

「ステッチが前のユニホームにはなかったものなので、デザインも素敵だと思います。ユニホームが変わるということで、自分たちも変わりつつ、チームとしても何か変わるきっかけになるように頑張っていきたいです。個人的には来年もケガをしないように頑張りたいと思います」(坂倉)

「前のユニホームの伝統を残しつつ、色が深みを増した赤というのが、かっこいいと思いました。(サプライズ登場し、背番号も発表したことについて)背番号は25番ということで、球団の方に全てをおまかせしていました。背番号のことはあまり言わないでください。本当に怒られるので(笑)」(新井監督)