12月12日、広島市内で2023年度の新入団選手記者会見が行われた。3年ぶりにファンクラブ会員も参加して行われた会見では、10名の新戦力が自身の強みや特徴、プロでの目標を語った。

入団会見に臨んだ新入団選手10名と、新井貴浩監督

 ドラフト1位で指名を受けた斉藤優汰投手(苫小牧中央高)は、「会見を迎えてうれしい気持ちでいっぱい。強みはストレートを軸に、変化球でカウントを取って三振を奪いにいけるところ。強気の投球で、先発で二桁勝利があげられるような投手になりたい」と口にした。また、ファンクラブ会員から新井貴浩監督の第一印象について聞かれると、「厳しい方かと思っていたが、(指名挨拶でも)自分のことを気遣って会話をしていただけて、すごく優しい方なのだと思った」と語った。

 会見に同席した新井監督は、「新しくカープの家族の一員となった10名の話を聞きながら、自分が入団した24年前と重ね合わせて見ていました。自分自身への期待、夢や希望、不安、さまざまな感情が入り混じった中、すごく緊張していたことを思い返しながら、選手たちの受け答えを聞いていました」と自身の入団会見を振り返り、「安心してください。カープは12球団で一番アットホームで家族的な球団。しっかりと、焦ることなく練習に励んでもらいたい。マツダスタジアムで元気に活躍する姿をファン、家族のみなさんに見せられるように、一緒に頑張っていきましょう」と激励した。

 会見終了後は、集まったファンが壇上の選手たちに声をかけながら退場。「頑張って!」と声援を送られると、選手たちは「ありがとうございます!」「頑張ります!」と力強く返事をした。

 新入団選手は明日(12月13日)、マツダスタジアムと大野練習場を訪れ、これから自分たちが活動する本拠地を見学する予定。