ここ数十年、メジャーへ挑戦する日本選手が急増している。カープからメジャーへと羽ばたいた選手はこれまで4人。ここでは、カープから海を渡った選手たちの軌跡を紹介する。

◆内に秘めた“負けず嫌い”。25歳でNPB、40歳でMLB入りを果たした高橋建

ニューヨーク・メッツ時代の高橋建(現・カープ二軍投手コーチ)

 横浜高、拓殖大、トヨタ自動車を経て、1994年にドラフト4位でカープに入団した高橋建。

 主に中継ぎを中心に活躍したが、2001年から先発に転向。2009年3月にメッツとマイナー契約を結び、4月にメジャーに初昇格を果たすと、5月には40歳で初のメジャー登板となった。中継ぎとして28試合に登板し、防御率2.96の快投も見せた。12月にカープへ復帰し、2010年に現役引退を発表。2015年から阪神のコーチを経て、2022年にカープ投手コーチに就任した。

 新井貴浩新監督の下、2023年シーズンも投手陣をコーチの立場で支える。

【プロフィール】
高橋建(たかはし・けん)
1969年4月16日生、投手
1995年カープ(1994年ドラフト4位)-2009年ニューヨーク・メッツ-2010年カープ(引退)

広島アスリートマガジン2月号は、本誌初登場!秋山翔吾 2023年の覚悟』。さまざまな角度から秋山選手の“覚悟”に迫りました。2015年以来の登場となる、前田健太選手インタビューにもご注目ください!