◆時代を彩る絶対的な4番が登場!
サードは、江藤智さんです。オレがカープファンになって初めて好きになった選手で、当時の不動の4番バッターとして豪快なホームランが印象に残っています。あと、夏場に強かったですよね。夏場の江藤さんの打席は全部ホームランだったんじゃないかっていうぐらい、チャンスに強いイメージがありました。
何点差で負けていても、江藤さんに回せば一気にランナーを返してくれるかもっていう期待感がありましたね。新日本の選手で例えるなら豪快なスタイルという意味で、自分と同じロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの鷹木信悟ですかね。なんとなく体型的にも、鷹木は江藤さんっぽい感じがするので(笑)。
外野手はポジションに関係なく3人を挙げます。まず一人目は、鈴木誠也選手です。いまの鈴木選手には、子どもの頃、オレが江藤さんに抱いていた気持ちに近いものがありますね。絶対的な4番バッターで、なにより若くて、才能があって、ポテンシャルが高い。
あと個人的に好きなのが、鈴木選手の肩ですね。相手チームがランナー二塁でライト前に打球が飛んだときに、ランナーがサードベースを回ったときの、ホームで刺せるのかどうかっていうドキドキ感はたまらないです。
すべてをアウトにできるわけではないけど、あきらかにムリだろうっていうところでも、「誠也なら刺してくれるんじゃないか」っていう気持ちにさせてくれる。ランナーが三塁で止まることもあるし、それだけ相手チームに警戒されていて、守っているだけで相手にプレッシャーをかけることができる存在ですよね。
そんな完璧な存在を新日本の選手で例えるなら、やはりオカダ・カズチカになってしまうでしょうね。そう考えると、いまオレが鈴木選手に抱いている気持ちを、新日本プロレスの会場に来てくれているお客様はオカダに抱いているのかもしれない。あらためてオレにとってもオカダ・カズチカは強敵だなと思いますね。