2015年3月15日に開催された広島サンプラザ大会では、前田智徳氏が『ワールドプロレスリング』(テレビ朝日)のゲスト解説として来場。試合後には内藤選手との対談も行われた。

◆プラスαで代打の切り札も選出!

 次の外野手は、緒方孝市さんです。前監督としての実績はもちろん、現役時代も走攻守が揃っていて、あと見た目もカッコ良かったですよね。身体能力が抜群なところは、新日本で言うなら飯伏幸太選手ですかね。ビジュアルもいいですし、野村さんのときに話したオスプレイ選手に匹敵するくらいの運動神経を持った選手ですよ。

 外野手の最後は、エルドレッドさん(現カープ駐米スカウト)です。お世辞にも走攻守の三拍子は揃ってなかったけど(笑)、2014年の交流戦での連敗を止めた逆転満塁ホームラン、初のクライマックス・シリーズ出場を決めた試合での決勝ホームランとか印象深い活躍が多かったし、なにより自転車で球場入りをしたり、ファンから愛される要素が多かったですよね。

 たとえ三振だろうと、試合に出てきてくれたらうれしかったし、エルドレッドさんという存在自体が好きでした。存在感という意味でいうと、いまの新日本なら高橋ヒロムですかね。オレは別に彼のことは好きでもなんでもないけど(笑)、新日本プロレスを応援してくださる皆様からは愛されているみたいなので、ヒロムでいいんじゃないですかね。

 これで全ポジションが揃いましたけど、最後にもう一人、欠かせない選手がいるので、代打の切り札を選んでもいいですか? 代打は、前田智徳さんです。

 オレがよく球場へ見に行くようになってからは、前田さんは代打で見る機会が多くて、たとえばビジター球場のレフトスタンドで見ているときに、負けていてちょっと雰囲気が沈んでいるときでも、「代打・前田」のアナウンスを聞いたら、勝っているんじゃないかっていうぐらいの雰囲気になりましたよね。ヒットを打ってもベース上で首をかしげる姿だったり、常にもっと上を目指す探求心、向上心もカッコいいなと思っていました。