2月26日の沖縄大会を最後に大会を中止していた新日本プロレスが、6月15日に大会(無観客)を再開。7月11日、12日の大阪城ホール2連戦から、通常の三分の一程度ながら観客を動員しての開催が予定されている。ちなみに向かって左側が高橋ヒロム選手、右側が鷹木信悟選手。

◆目指すのは前田智徳選手のような記憶に残る選手

 天才、天才と言われながらケガで泣かされた部分もあって、2000安打を達成しているけど、そこまでタイトルを総なめにした選手ではない。でも、こうやって記憶に残っている。オレもプロレスラーとして、そういう記憶に残る選手になりたいですね。

 もちろん記録もつくりたいし、だからこそIWGP二冠王者という新日本プロレス史上初の偉業も目指したわけですから。でも、皆様が数年後に振り返ったときに、「そういえば内藤っていたよね? おもしろかったな、好きだったな」って言ってもらえたらいいなって。

 たとえそんなに記録には残らなかったとしても、オレは前田さんのような多くの人の記憶に残る選手になりたい。というわけで、絶対的な代打の切り札を新日本の選手に例えるなら、いまの新日本マットに欠かせない、史上初の二冠王者として君臨する内藤哲也しかいないでしょう(笑)。前田さんに少しでも近づけるように、これからもお客様に喜んでもらえるような試合をしていきますよ。

 では、今回はこのあたりで失礼させていただきます。次の連載まで、トランキーロ…あっせんなよ!