その左足から繰り出されるコーナーキック。相手GKに襲いかかる、強烈なミドルシュート。レジェンドの引退セレモニーで決めたゴールでは、高く掲げた11のハンドサインがエディオンスタジアムに集まった多くのサポーターの胸を打った。
広島を愛し、広島のために力を蓄え、広島のために戻ってきた背番号『7』。
今や広島に欠かせない“心臓”となった野津田岳人のオフの過ごし方から、チームメートとのコミュニケーション術まで。その素顔に迫るQ&A!
◆ナッシムのコミュニケーション力はもはや別次元!注目選手はルーキー・棚田遼
ーシーズンオフは、お子さんとゆっくり過ごせましたか?
はい。一緒に過ごすことができて、幸せを噛み締めていました。家族で旅行にも行きましたし、子どもの成長も感じられた幸せなオフでしたね。こうして僕がキャンプに行っている間にも成長しているので、それだけはちょっと寂しいです(笑)。ビデオ通話をした時に僕の顔が見えるとすごく喜んでくれるので、それもすごく幸せで、毎日頑張れています。
ートルコでのキャンプでは、ミキッチさんとの再会もありました。
そうなんです。たまたま、ミキッチさんがコーチをしているチームが近くでキャンプをしていて、会いにきてくれました。本当に偶然だったのですが、これもすごい巡り合わせだなと感じて、すごくうれしかったですね。
ー野津田選手は外国人選手とも仲が良い印象がありますが、コミュニケーションを取る際は何語でお話しされているのでしょうか?
英語です。僕は中学、高校英語が頭に少しだけ残っているのですが、ナッシム選手がすごく優しくて、ゆっくり聞き取りやすいように話してくれるんです。僕も少しずつ英語の記憶が蘇ってきて、理解できる程度にはなってきました。どうしてもわからない言葉は、検索したり翻訳したりもしますけど(笑)。なにしろナッシムのコミュニケーション能力がすごく高いので、あれはもう、別次元ですね。
ー今シーズンからユニホームが新しくなりますが、感想は?
僕はすごく気に入っているというか、かっこいいなと思います。色合いもちょっと濃い紫でかっこいいなと思いますし、迷彩の感じもかっこいいですよね。
ー今シーズン、サンフレッチェ広島で特に注目している選手は?
うーん……そうですね。チームメートで誰か一人を挙げるとしたら、棚田遼選手です。昨シーズンはなかなか出場機会がなかったのですが、キャンプを通しても良い調子でやっていると思いますし、ゴールに向かっていく姿勢もすごく良いものを持っていると思います。今シーズンはもっともっと活躍する姿を期待していますし、遼ならやってくれるんじゃないかと思っています!