中学硬式野球5団体のうち、リトルシニアリーグに所属する常総リトルシニアは、デジタル技術を活用し、チームの価値や選手の技術向上を目的として、エイジェックスポーツマネジメントサイエンスチームが展開するサービス『マルチサポート』を導入した。

タブレットを使用し、データを確認しながら技術向上を目指す。

 近年ではプロスポーツはもちろん、アマチュアスポーツにもデジタル化の波が押し寄せており、中学硬式野球界でもそれは例外ではない。茨城県で活動する常総リトルシニアでは前述のマルチサポートによりスポーツDX(※スポーツデジタルトランスフォーメーション)として、主に『打者の打球・スイングの速度測定』『投手の回転軸・回転数の測定』『走塁速度の測定』『体組成測定』を実施。継続して数値測定を行うことで身体能力の変化、技術の変化を実感しながら、実測データを基にしたアドバイスをその場で直接もらい、技術の向上を目指している。選手自身の成長要素の把握はもちろんのこと、科学的な根拠に基づく選手へのより細かいアドバイスができるようになることで、指導者にとっても有益なサービスとなっているようだ。

 エイジェックスポーツマネジメントサイエンスチームは、自社が運営する『エイジェック男子硬式野球部』『エイジェック女子硬式野球部』『栃木ゴールデンブレーブス』の選手たちの測定も行っている。また今回のように、さまざまなスポーツアカデミーやユースチームなどのデータ測定依頼を受け、サポートサービスも行なっている。

 

 また、サイエンスチーム所属の管理栄養士が、毎回テーマに沿った栄養講義を実施することもその一つ。担当者は「中学生は特にこれから身体がつくられる時期です。ただ単にたくさん食べるのではなく、正しく・効率的に摂取できるよう手助けができれば」と話す。これまでに行われたテーマでは『補食』などが実施され、栄養素や必要量・摂取タイミング、栄養素の働きなどが詳細に話され、保護者の知識も増え、より選手が活躍することのできる環境をつくりだす試みが実施されている。

 なお、エイジェックサイエンスチームでは1人でも多くのアスリートにより良い環境を提供するために新たに公式ホームページを設立。当ページではサポートに関する詳しい内容だけでなく各種問い合わせが可能となっている。

◆エイジェックサイエンスチーム公式ホームページはこちら
https://science.agekke-sp.co.jp