第105回全国高校野球選手権広島大会が8日、マツダスタジアムで開会式を行い、開幕した。この夏は県内89校83チームが参加し県内7球場で球児たちの戦いが繰り広げられる。

マツダスタジアムで行われた開会式に参加する高校球児たち。

 開会式では4年ぶりに入場行進が行われ、熊野の村山元規主将が「高校野球があったから、目標、夢ができた。いまの私たちができた。ありがとう高校野球。甲子園を目指して戦い抜くことを誓います」と、元気よく選手宣誓。この夏を精一杯戦い抜くことを誓った。また今大会では入場制限が解かれ、声出し応援やブラスバンドの応援も全面解禁。開会式直後の開幕試合では大竹-修道の1戦が行われ、大竹が1-0で初戦を突破した。

 一回戦の注目カードは、どちらも甲子園出場経験のある山陽-呉港(14日)。また昨年の覇者・盈進は15日の1回戦に登場し、宮島工と初戦を戦う。優勝候補筆頭の広陵は、二回戦から登場し本日勝利した大竹と戦う。広島新庄、広島商、如水館といった強豪校も14日以降の二回戦から初戦を迎える。

 決勝は7月29日(土)に、ぶんちゃんしまなみ球場で10時よりプレーボール予定。この夏を熱く駆け巡る、球児たちの戦いに注目していきたい。

【開催7球場】
●マツダスタジアム(広島市)●バルコムBMW野球場(広島市)●鶴岡一人記念球場(呉市)●エブリイ福山市民球場(福山市)●みよし運動公園野球場(三次市)●ぶんちゃんしまなみ球場(尾道市)●やまみ三原市民球場(三原市)