2023年ドラフト2位で指名されたのは、広陵高出身の高太一だ。高校時代は河野佳(2022・カープドドラフト5位)とともに切磋琢磨し、一足先にプロの世界に足を踏み入れたチームメートの姿に刺激を受けながら、大学で技術を磨いてきた。

 『カープファンに、長く愛される選手』を目指す左腕のチームメートへの思い、そして目指す選手像に迫った。(取材は3月10日、全3回・3回目)

マツダスタジアムでの練習中、同期入団の滝田一希と笑顔を見せる高太一。

同期と再び切磋琢磨しながら、目指すは『鯉党に愛される投手』

ー2022年にドラフト5位で入団した河野佳投手は、広陵高時代のチームメートです。また同じユニホームを着てプレーすることになりますが、河野選手と同じカープから指名を受けた時は、率直にどのような思いでしたか。

「素直にびっくりしたというか、縁があるなと感じました。僕が大学でプレーしている頃も、河野投手は入団1年目からプロのマウンドで投げていて、その姿は刺激になりましたし、負けていられないという気持ちにもなれました。そういう存在のチームメートと、またこうやって同じチーム、同じ舞台でプレーできることはすごくうれしいですし、ここからさらにお互いに切磋琢磨していきたいと思います」

ーでは最後に、高選手が目指す、選手像を教えてください。

「一番の目標は、ファンのみなさんに愛される投手になることです。もちろん、投手としての記録も大切だと思っていますが、記憶にも残るような投手になっていきたいです。応援よろしくお願いします」

高太一(たか・たいち)
2001年7月26日生、愛媛県出身
左投左打/投手
広陵高ー大阪商業大ー広島(2023年ドラフト2位)