─ 初登板のマウンドを先に越されてしまったことについて、何か思う部分はありましたか?

遠藤 正直、初登板も初勝利も先にやられてしまったので、その悔しさはありました。でも、そうやって同期が頑張ってくれたからこそ良い刺激になったと思いますし、当然うれしい気持ちは当然ありました。

─ 山口投手も遠藤投手の投球に刺激を受ける部分はありますか?

山口 やっぱりむちゃくちゃ意識しちゃいますよ。他の人よりも、すぐに目がいっちゃいますね。(遠藤)淳志よりも先に登板はしましたけど、後半戦の投球を見ていたら『結局越されちゃったな』と思いました。ホールドもセーブも自分が達成していない記録を達成していたので。僕が二軍にいる時期に一軍で活躍してくれるので、自分も早く追いつこうと思って頑張っていました。

─ シーズン中、連絡は取り合っていましたか?

遠藤 ずっと連絡を取っていましたし、翔が一軍にいて自分が二軍にいたときも2回くらい会ってご飯に行きました。立場が逆のときも、たしか買い物とか行った気がするんですよ。

─ そのときはどんなお話をするのでしょうか?

遠藤 野球の話は当然しますね。「この間の登板はこうだったね」とか、お互いの投球の印象について話したりしますよ。でも軽くふれるぐらいですかね。プライベートのときは、ほとんどたわいもない話をしています。翔は毎日笑顔にさせてくれます。本当にアホなことしかしてないんですよ(笑)。
山口 いやいや、そっち(遠藤)もそうでしょ(笑)。