◆目指すは共に先発! 2020年を飛躍の年に!

─ カープに在籍して2年間経ってチームのさまざまな部分が見えてきたと思います。カープというチームの良いところはどんなところだと思いますか?

遠藤 一番は先輩が後輩の面倒をすごく見ているところです。後輩が野球をやりやすい環境にしてくれています。それでみんなが自然と明るくなりますし、いつもチームの雰囲気が良いのはすごくありがたいです。
山口 自分もやっていて自然体でいられるというのがすごく良いです。変に緊張することもないですし、本当に野球がやりやすい環境だと思います。

─ お二人にとって一軍で一番面白い先輩は誰だと思いますか?

遠藤 菊池保則さんですね。結構イタズラ好きなんです。電気が流れるサインペンや、動く虫のおもちゃを買ってきてイタズラを仕掛けてくるんですよね。「このペンでサイン書いてみて」って渡されて、カチッとやったら電流が流れてビビりました(笑)。
山口 僕は野間(峻祥)さんですね。ボケを見ていると『すげえな』って思うし、すごく勉強になります(笑)。野球以外の部分でチームを元気にさせるというか、投手ではあまりそういう人がいないイメージがあるので自分が目指していければと思っています。

─ 来シーズンはお二人ともプロ3年目でさらなる飛躍が期待されます。ズバリ2020年の目標を教えてください。

遠藤 2019年以上の結果を出すことを前提に、1年間フルに戦える体力と、あとは考える力をもっと増していきたいですね。来季は打者も考えて自分のことを分析した上で打席に立ってくると思います。それは2019年にやってみて分かったことなので、自分自身もっと細かいことに気を配りながら、いろいろな挑戦をしてレベルアップしていきたいと思います。翔と二人で先発としてローテーションを組んで10勝までいけるように頑張りたいと思います。
山口 自分の場合は2019年は悔しい成績に終わってしまったので、それ以上の成績をまずは出していきたいです。具体的なポイントで言うと調子の良いときと悪いときの差が激しかったので、そこを安定させてやっていきたいです。2020年も先発への執着心を持って、もちろん手強い先輩はたくさんいるんですけど先発を勝ち取っていけるようにしていきたいですね。山口翔が先発している試合で、次の予告先発が遠藤淳志というアナウンスが流れているのを考えたら……やっぱり最高ですね。

─ それでは最後にお互いにエール交換をお願いします!

遠藤 来季は二人とも一軍の枠で1年間できるように、そしてしっかり結果も出せるようにしよう! 翔の良いところを見てそこを盗めるように刺激を受けながら自分も頑張っていきます。自分の良いところも盗んでもらえるような良い選手になるので、2020年も二人で切磋琢磨しあいながら頑張っていきましょう!
山口 2019年はちょっとしか一軍で帯同できなかったので、2020年はずっと一緒に一軍に帯同したい! これまで以上に淳志の良いところをどんどん見つけていきたいですし、悪いところがあれば指摘もしたいです! 良いライバルでもあり良い仲間でもあるので、この出会いに感謝しながら頑張っていきたいですね!