2024シーズンは開幕戦からボランチで起用され、中盤の要としてさらなる進化を続けている満田誠。満田が語る背番号への思い、そして、今季からホームとなった新スタジアムへの思いとは。(全4回/3回目)

選手たちも「日本一のスタジアム」と絶賛する、エディオンピースウイング広島。

◆サンフレッチェ広島の11番として、常にチャンスをものにできるよう狙っていきたい

ー今シーズンは開幕からボランチで起用されていますが、サンフレッチェの11番として得点も期待されていると思います。役割と、期待されることにギャップを感じますか。

「11番をつける以上、ゴールを決めないとサンフレッチェファミリー(ファン・サポーター)のみなさんは納得してくれないと思います。自分に厳しく、どのポジションでも毎試合ゴールを奪えるようなプレーを見せなければいけない。塩谷(司)選手はDFですが、1試合に1、2回はゴール前まで行き、鳥栖戦ではゴールも決めています。自分も、ボランチでプレーするときでもチャンスを物にしていきたいです」

ー2023シーズンの加藤陸次樹選手、2024シーズンの大橋祐紀選手、新井直人選手など、新戦力がすぐチームにフィットして活躍するのは、現在のサンフレッチェの特徴の一つです。

「やっていることがシンプルなので、考え過ぎずにプレーできるからだと思います。明確な戦術があり、色がはっきりしているチームもありますが、サンフレッチェは比較的自由にやっているので、なじむまでの難しさは、それほど感じないはずです。スキッベ監督は大枠だと『シンプルに速いサッカーをしよう』と言っていて、新加入選手でもすぐに試合で起用してくれますし、常にポジティブな声を掛けてくれるので、自信を持ってプレーできると思います」

ー今季からエディオンピースウイング広島(Eピース)がサンフレッチェのホームスタジアムになりました。

「広島でサッカーに携わる人々の念願で、プレーしながら、日本一のスタジアムができたんだと感じています。日本には良いスタジアムがたくさんありますが、Eピースはすべてのチームがすごいと感じるはずです。ピッチ内から見る満員のスタジアムの光景はすごいです。雰囲気が素晴らしくて、プレーする僕たちのモチベーションも上がります」