カープ二軍において、チームトップの8試合に登板し4セーブを記録している田中法彦(8月5日終了時点)。現在2年目ながら、キレのある直球を評価され今季は二軍のストッパーとして起用されている。

 ここでは昨季本誌に収録された田中法彦のインタビューを紹介。成長著しい右腕がルーキーイヤーに語った言葉をお届けする。
(『広島アスリートマガジン2019年10月号』)

今季二軍でストッパーの役割を任される2年目投手・田中法彦

◆先輩右腕の投球に衝撃。目指すは150キロ超え

── 1年目から二軍公式戦に登板していますが、ここまでの手応えはいかがですか?
「無失点に抑えた試合でも、ヒットを結構打たれているので、まだまだ課題だらけですね。直球が高めに浮いてしまったり、シュート回転して中に入ってしまうので、そこは直していきたいです」

── 三軍でトレーニングの日々が続きましたが、試合で登板した方がモチベーションも上がるのではないでしょうか?
「三軍で何カ月も試合がない日が続くとどうしても気持ちの部分で難しい日はありますね。試合への帯同を告げられた日からは、試合に向けて自分がどう調整をするべきか前向きに考えられますし、練習中のモチベーションも自然と上がります」

── プロに入り後に投球に変化を加えた部分はありますか?
「最初はプレートの三塁側を踏んでいましたが、試行錯誤して一塁側を踏むようにしました。またこれまではノーワインドアップで投げていましたが、セットポジションからの投球に変更しました」