『変化』を掲げる新井カープで、一軍出場を目指して二軍で汗を流す多くの若手選手たち。健大高崎高から2022年ドラフト4位で入団した清水叶人は、今季、初の一軍昇格を経験した。二軍で試行錯誤を重ねる清水が分析する、自身の課題とは。
自身の現状を尋ねると、「まだ手応えと言えるものはないですね」とはっきり言い切った清水は、内田湘大らと同じ2022年ドラフトで、4位指名を受けて入団したプロ3年目捕手だ。
自身の課題については、「捕手としての課題はスローイングとその精度。打撃の面ではしっかり球を捉えることができていないことです。僕はホームランバッターではないので、しっかり低くて強いライナーを打つことを意識してやっています」と話す。
開幕直後に捕手の故障離脱が相次ぐなか、4月6日に自身初の一軍昇格を果たすも、出場機会はなく翌日抹消。一軍初出場とはならなかったが、いまも二軍では若き扇の要として投手を導く活躍を見せている。
次なる目標は、初の一軍マスク。マツダ スタジアムの大歓声のなかでチームを勝利に引き寄せるべく、今日も鍛錬に励んでいる。
■清水叶人(しみず・かなと)
2004年7月6日生、群馬県出身
176cm 91kg/右投左打/捕手/プロ3年目・20歳
健大高崎高ー広島(2022年ドラフト4位)